1年中、何がしかの流星群が実はあるのですが、10月に見られる流星群の中でもっとも見やすいのがオリオン座流星群になります。
因みにオリオン座流星群以外にも、10月には10月おひつじ座流星群、ジャコビニ流星群(10月りゅう座流星群)、ぎょしゃ座δ流星群、ふたご座ε流星群、こじし座流星群などがあります。
でもピーク時でも、見られる流星の予想が2~6個と観測するにはちょっと……と思っちゃう規模の流星群なんですね。
それに比べると、オリオン座流星群はピーク時の流星の数の予想が20と、そこそこ見られる可能性のある流星群です。
そこで、2021年のオリオン座流星群に関する情報を、纏めてみました。
オリオン座流星群ってどんな流星群?
オリオン座流星群は、そもそもどういう流星群かというと…。
10月に活動が活発になる流星群で、母彗星は1P/Halley彗星です(いわゆるハレー彗星です)。放射点がオリオン座の方にあるので、オリオン座流星群という名前になってます。
放射点とは、流星群が飛び出してくるように見えるポイントのことで、その放射点がある星座の名前をとって○○座流星群と名付けられています。
オリオン座流星群は、全流星群の中で二番目に速度が速い流星群で、そのため明るい流星が多いのが特徴。眼でみての観測がしやすい流星群のひとつです。
オリオン座流星群のピークはいつ?
オリオン座流星群は10月から11月初めにかけて見れますが、流星の数が最も多くなるのは、2021年は10月21日の21時頃と、時間的には好条件です。でも、月齢15の月が一晩中あるので、観測条件としては今イチなのが残念。
なので、観測するなら21日の深夜帯から夜明けまでと21日か23日の未明までがお薦めの時間になります。観測する時は、月が目に入らない方向で観るようにしましょう。
来年以降は、オリオン座流星群の観測条件は残念ながら良くない年が続きます。次に条件が良くなるのは、なんと2025年です。
流星群を観測する時の注意することはなに?
流星群を観測する時は、何より〝根気よく〟夜空を眺めることですね。今回紹介しているオリオン座流星群はピーク時には1時間に20個程流れるという予測がありますが、あくまでも予測です。
単純計算だと約3分に1個流れることになりますが、計算通りに流星が出現するものではありませんし。
また、流れる方向も100%オリオン座から、とも限りません。全天を見渡すような感じで、夜空を見て下さい。
ピークの21日頃は、10月でも夜はかなり冷え込んできます。防寒にも気をつけましょう。郊外や山の方に行って観測する予定でしたら尚更寒さ対策も重要です。
風邪などひかないよう、気を付けてください。
まとめ
2021年は、月明かりで、ちょっと残念な観測条件になるオリオン座流星群。でも、お天気に恵まれたら、夜空を見るのはいいかも知れません。気分転換にもなりますし。
もしピーク時の頃に、いいお天気だったら、是非夜空を眺めてみてくださいね。
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