▲kawasemiさんによるイラストACからのイラスト
10月の天体ショーは何と言っても、8月のペルセウス座流星群以来の目視観測の期待大な流星群がピークを迎えることですね。
それは、
オリオン座流星群です。
他にも期待が持てる流星群もありますし、久し振りに夜空を眺める楽しみが増える月です。
流星群以外にも、幾つかの天体ショーがありますので、期待もその分持ってしまいそうです♪
その他の月の天体ショーについては、こちらでチェック▼
天体観測を楽しむ♪天体ショーのカレンダーをチェックしました
オリオン座流星群やその他の流星群がピーク!
10月の天体ショーは、まずオリオン座流星群が浮かびます。
ZHR(極大時の流星出現数)も30/1時間と、そこそこの数が期待できる流星群です。(ZHRの数は、観測条件のいい環境でのものなので、周囲の状況で変わってきます)
2022年のオリオン座流星群の極大は、10月22日の3時頃と時間的に厳しい感はありますが、月齢は26と観測条件としてはまあまあってところですね。
お薦めの観測日は21日の夜から夜明けまでと、21日或いは23日の未明になります。若干月明かりはあるので、月が視界に入らない方向で観測するのがいいです。
▼オリオン座流星群の詳細はこちらの記事で
オリオン座流星群がきます。ピーク時や観測時の注意点は?
その他の流星群は何がある?
オリオン座以外の流星群も、ピークを迎えるものがあります。
日本で目視観測が期待できる流星群は
10月りゅう座流星群
2022年は10月9日の9時頃がピーク。明るい時間帯のピークになるので、観測は前後の夜間を狙うしかないかなあ。しかも月齢は13で月明かりもかなりありますので、観測は今イチな観測条件となってしまいます。
以前は母天体(ジャコビニ彗星)の名前をとってジャコビニ流星群という名前でしたが、現在は10月りゅう座流星群という名称になっています。
ZHRは不定とのことで、ピーク時にどれくらいの流星が観れるのかは『当日のお楽しみ』らしいです。記録では1998年に日本で最大ZHR800程という大出現が観測されたそう。こういう当たり年に巡り会えるといいな~。
おうし座南流星群
2022年は11日頃がピーク。ただZHRは2程度とのことなので、流星の数はそんなに多くはないですね。
他に
・10月おひつじ座流星群 10月8日頃 ZHR5
・ぎょしゃ座δ流星群 10月10日頃 ZHR6
・ふたご座ε流星群 10月18日頃 ZHR2
・こじし座流星群 10月22日 ZHR2
などの流星群があるようなのですが、詳細が分かりませんでした。
中秋の名月は9月です
2022年も、中秋の名月は9月になってます。
中秋の名月についてはこちらの記事で▼
中秋の名月は満月とは限らないって本当?それは何故?今年は満月?
その他の天体ショーは?
その他にも、下記のような天体ショーがあります。
10日 水星が『内合』
11日 土星が『留』
13日 月面X 19時50分
18日 水星と木星が『留』
20日 満月(ハンターズムーン)
などの天体ショーがあります。
まとめ
8月のペルセウス座流星群以降、9月は天体ショーもちょっとお休みな時期でしたが10月にはオリオン座流星群をはじめ、色々な天体ショーが観測できます。
10月はかなり寒くなる頃ですので、屋外で夜空の観察をする時は防寒には十分気を付けてください。
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