剣道の昇級審査でも1級ともなると、これまでの級位審査と比べて難しくなるのでは?……という不安をお持ちの、受審する本人或いは保護者の方もいらっしゃるようです。
実際質問サイトなどをみていましても、1級審査を受けるけど合格のコツを訊かれている方って結構いらっしゃいます。
そこで、剣道1級の審査についてわたしなりに思ったことを改めてまとめてみますので、よかったら参考にしてください。
剣道一級審査に受かるには?
剣道の一級審査に受かるために必要なことはなにか、ですが
これは
剣道で昇級審査の合格のコツってある?何に気を付ければいい?
△こちらの記事にも書きましたが、大きな声を出して基本に忠実な打突ができる、ということになると思います。
更に、初段を受審するだけの技量が備わっているか、という面もチェックされます。地域にもよりますが1級合格後2、3ヶ月後には初段の審査を受けることも可能なので、審査もその分厳しくなっているのではないかなと思います。
審査の内容については、各地区で違いがあるので審査を受ける地区の審査内容を、通っている道場の指導者の方や先輩保護者の方に訊かれるようにしてくださいね。
そして。
今回剣道一級審査のことを調べていましたら、一級の審査でも学科試験を実施している地区もあるっぽいこと(←確認を取れていないので、このような表現にしています)が分かりました。
もし学科もあるようでしたら、恐らく事前にこういう問題が出る…というようなアドバイスを指導者なり役員の方から頂けるかと思いますので、アドバイス通りの勉強をされたら良いかと思います。
剣道1級審査に受かるには。注意点など
以前書いた記事(前述の記事です)でも書いたのですが、一級(まあ、どの昇級昇段審査もですが)の審査に受かる為に注意する点は
大きな声を出す
更にいうと、打突部位の名称をきちんと言うとより良いですね。
うちの教室でも、「面」「胴」「小手」とはっきり言うよう指導がありました。
基本に忠実な打突
これも前に書きましたが、変に技を出す必要はありません。基本通りの正しい打ち込みをするように注意してください。
また、試合ではないので一本にならなくても、面なら面を最後まできちんと打ち切ることが大事です。
高段位の審査になるとまた別ですが、一級の審査でしたら、有効打突になれば一番いいのですが例えなっていなくても途中で止めずに、最後まで打ち切って残心を示すようにしてください。その方がポイント高いです。
着装にも注意
小さい子だとまあ目をつむってもらえる(かも知れない)着装の乱れも一級ともなると、要注意です。
正しい着装
・袴は前下がり
・背中の方で、胴着が膨らまない
・面紐の長さ 40センチ(30センチという書き込みもありましたので、通われている
教室で確認をしてください。長ければ紐を切ります)
・胴や垂れもきちんと付けているか
なども気を付けておきましょう。審査の前に胴着や防具の点検もしておいてください。竹刀のささくれ等も要チェックです。
木刀の演目もしっかり稽古する
木刀の審査も、内容は地域で差があるようです。指導者の方が分かっていらっしゃると思いますので、間違えないよう稽古するようにしてください。
うちの地域は一級は日本剣道形の1、2、5本目をします。打ち太刀か仕太刀になるかは当日の審査直前にならないと分かりません。そして、申請時は2級、3級でしてたけど飛び級して1級を受ける可能性のある子は、木刀の基本稽古法を9本、元太刀掛かり手の両方にプラス日本剣道形の練習もしなくてはいけないので、大変そうだなあって思って稽古をみてました(苦笑)
この前開催された、うちの地域の前期昇級審査を観に行ったのですが、1級の剣道形の審査で、中学生か高校生だったか…緊張していたせいだと思うのですが木刀を左手に持って、相手と向かい合ってたんですよね。
竹刀は始めから左手に持ちますが、木刀はまず右手に持って礼をしたあとで左手に持ち替えます。
この時は、注意されて持ち替えてましたが大きなマイナス点にはならなかったようで、合格していました。でも、昇段審査だとかなりやばいです。なので、剣道形も気を抜かずにしっかり稽古をするようにしておきましょう。
審査以外の注意点など
審査内容以外での注意点ですが、
審査会場に時間までに行くこと。
忘れ物をしない。
などにも注意してください。体調不良など、どうしても審査を受けられない状況になってしまったら欠席の連絡を必要な所に必ずするようにしてください。
あと、これは地域によって違うようですが、審査後合格したらお金(登録料でしょうか)を払うところもあるようです。で、この時未払いになると折角合格していても取り消されてしまうとか。(そういう書き込みもみましたので)
そんな事になったら、大変です。
もし、お子さんだけで審査に行かせる場合は、審査後に支払いがある所でしたら、事前に金額を確認してちゃんと持たせてあげてくださいね。
審査の申請時に審査料も払う地域の方は必要ないですが、そういうシステムになっている地域の方は、注意しておく必要があります。
うちの地域は、昇級・昇段審査の申請時に登録料も込みで支払います。
なので、昇段審査で落ちてしまったら登録料分の払い戻しがあります。(昇級審査では、不合格は出ないので。)
まとめ
剣道の昇級審査の、一級の審査についてまとめてみました。
これから一級、その後の昇段審査にむけて、日頃の稽古の成果を審査員に見せれるよう、頑張ってください。
大事な事は、
大きな声を出すこと
基本通りの打ち込みをする
これだけです。
あと、気持ち。
相手によっては有効打突を取るのが難しい場合もあるかも知れませんが、絶対一本取ってやる!という気持ちを見せれるような打ち込みを心掛けてくださいね。
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