毎月何がしかの天体ショーはあるのですが、6月はどうなのでしょうか。
2022年6月の流星群や天体ショーをチェックしてみました。
今年の観測条件はどうなっているのでしょう…
6月の流星群
まずは流星群情報から。
6月の流星群の筆頭は、6月うしかい座流星群があります。
といっても、あまり馴染みのない流星群かなあ。3大流星群などに比べたらあまり聞かない名称だし……って感じですよね。
6月うしかい座流星群の母天体はポンス・ヴィネッケ彗星で、毎年6月末くらいに極大を迎えます。2022年のピークは6月28日の午前1時ころ。月齢28で観測条件は問題なし…ですが、梅雨時ということもあって天候的に見れないという可能性は高いのでは…と思います。
ZHRも未定ということで、どのくらい流星が見れるのかも未知数な流星群です。
ただ、
活動もなくすぎていたのが1998年に突然復活したそうで、次にみれたのが2004年。6年ごとに活動をチェックできる流星群という記事もあって、それだと2022年(つまり今年ですね)ごろに活動が観れる…かも知れない流星群です。
なのでもし極大の日の夜お天気だったら夜空を見上げてみる程度でいいのではないか、と思ってます。
観測は27日の夜9時頃から28日の未明にかけてが良いようです。
おひつじ座流星群
5月下旬から7月のあたまにかけて活動。実はかなり大きな流星群ということですが、全然話題にならないので今まで知りませんでした。
何故、話題にならないのかというと、活動の時間が昼間だから、なんですね。こういう、昼間に流れる流星群を昼間流星群といいます。この名称も、今回調べていて初めて知りました。
まあ、昼間でも流れ星は流れているんでしょうけど。
直接目で見れないのって、残念ですね。
極大は6月7日ごろですが、この日の前後に夜に観測すると、流れ星を見れたりするのでしょうか? お天気が良ければ、ちょっと夜(というより明け方の方がいいのかな)に空を眺めてみようかなと思っています。
いて座流星群
こちらも6月のあたまから中旬にかけて。ただ、この流星群は名前は出てくるのですが、それ以外の情報がネットでも全然出てなくて、謎の流星群です。
くじら座ο昼間流星群
5月の中旬から6月の初旬にかけて。こちらも昼間流星群です。
活動期間や極大日も不明慮らしく、詳しい情報が出ていませんでした。
他に、みずがめ座τ流星群やへびつかい座θ流星群というのがあったのですが、こちらも詳細は分かりませんでした。どちらも6月末に極大を迎えます
2022年6月の主な天体ショー
2022年6月ですが、残念ながら華やかな天体ショーはないようです。
6月10日に金環日食があるのですが、日本からは観測できないんですねえ。北極付近で観測できるようです。流石に行けないよ~
その他の天体ショーとしては
3日 水星が『留』
5日 土星が『留』
14日 満月(ストロベリームーン)
29日 海王星が『留』
と、夜空をみてもよく分からない地味な天体ショーも『留』が3回しか起こらないという……(苦笑)
『留』とは何かといいますと…地球や他の惑星は太陽の周りをまわっていますが、地球から他の惑星を観た時に、天球上を順行したり逆行しているように見えています。その順行から逆行、或いはその逆に移る時は、惑星が天球上に静止しているように見えるのだそう。その、静止しているように見えている状態の事を『留』といいます。
『留』の他に『衝』や『合』という現象があるのですが
衝とは、太陽の反対側で 太陽ー地球ー外惑星と並ぶ時のことをいいます。
距離的に地球に最も接近します。この時は、ほぼ一晩中観測することができるので、もっとも観望に適した時期です。
反対に離れる時は『合』といいます。外惑星とは、太陽を中心に、地球より外側の軌道を回っている惑星のことを指します。火星、木星、土星、天王星、海王星のことですね。水星、金星は内惑星といいます。
6月は梅雨に入る時期でもあるので、天体ショーが見れるかどうかも微妙なシーズンです。6月は、夜空を眺めるのはどっちかというと小休止なひと月ですね。
大期がきていました。
まとめ
でも、流星群自体はあるんだなあ、というのは分かりました。
なので、天気が良ければ夜空を観るのは良いかもしれません。
運が良ければ流れ星が見れるかも、です。
ただ、メジャーな流星群のようにいっぱい流れる可能性は低いみたいです。観るとなると、気長に根気よく観測する必要はありそうですね(苦笑)
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