前にうちの子の剣道の昇段審査(初段)のことを書きましたが、今回はあたくしの昇段審査受審体験のレポートでございます。
剣道関連の記事にはちょこちょこと書いていますが、昇段審査の内容は都道府県でまちまちですので、受審予定の方はお住まいの地区の審査の内容をチェックされてくださいね。
★【2020年1月25日追記】に駐車場情報を追加していますので、こちらもご確認ください。
うちの子の初段の受審の記事です▼
⇒ 剣道の小樽昇段審査を受審してきました
剣道三段の審査を受審
今回受審したのは、三段です。
一種審査会の一番上の段位、ここに合格できたら気持ち的にもひとつの区切りともいえる段位ですね。
4段、5段は2種審査といって3段までとは審査の内容が変わりますし、また一段と難しくなります。
岩見沢の会場はどんな所?
審査会場は岩見沢市のスポーツセンターという所です。
二段もここで受審したので会場周辺のことは大体分かってはいましたが、家を早めに出ましたら……予定よりかなり早く到着。お陰で車を会場に近い所に停めることができました。
岩見沢スポーツセンターの駐車場はあまり台数を停められないとかで、審査員の先生方などの審査会の関係者以外の人は、受審者も含めて、岩見沢市役所の駐車場に停めるよう事前に案内が各剣道会に通達されていました。(当日は会場に案内の人もいますので、知らなくても問題はないと思いますが)
この時良かったなと思えたのは、市役所の建物内のおトイレを貸してもらえること。
早く着くと、会場に入場できるまでの間(開場はAM8時なのです)おトイレしたくなるとかなり辛いので。コンビニも近くには見当たらなかったので、早朝でも市役所のおトイレが借りれるのはありがたいなと思いました。
駐車場から審査会場までは、普通に歩けるのでしたら5、6分というところだと思うのですが審査の前の週にどか雪が降りまして、それがまだまだ残っている状態でした。車道はほぼ雪は無かったのですが、歩道は完全に雪で塞がれている個所もあった程でしたし……(–;
しかも、この日の朝はかなり冷え込んでいたので積雪が凍ってて、歩くのがかなり怖いレベル。何人か、怖い~を連発しつつ歩かれてました。わたしも重い防具を抱えて、慎重に時間をかけて歩きました。15分ほど掛かったと思います。
2020年3月の案内を見せていただいたのですが、今年の3月にある岩見沢審査会では駐車場は市役所の他に総合福祉センターの駐車場も利用できるようです。
▼場所はこちらです。
北海道特有の事情として、年度末の審査を受審予定の場合は、他の時期よりも天候に留意しておく必要があるなあと思います。
また、岩見沢スポーツセンターはメインアリーナしかないので、練習が全然出来ません。
実技審査で、自分の番が終わった子が形の練習をしていて、止めるよう放送されてたし……。この点、うちの子が受審した小樽の会場はサブアリーナが休憩・練習場として開放されていたので、いいなあ~と羨ましく思ったものです。仕方ないことですけどね。
岩見沢での審査の流れ
受審者の受け付けが済むと、開会式。すぐに審査開始です。
今回の岩見沢での審査は、年度末ということもあったのか、400人超え。初段の受審者だけで180人くらいいたかと記憶してます。
10月の札幌市での審査を受審した方に聞いたのですが、札幌では300人ちょいだったそうなのでかなりの人数。年度末なので、他の審査会で不合格だった人も再チャレンジしてくるし、結果、受審者が多くなるのかなと思います。
午前中は実技の審査をして、その後お昼の休憩を挟んで日本剣道形の審査をします。
剣道形の審査が終わると、結果発表と閉会式があります。
北海道の審査会では、審査の申請をする時に受審料と合格時の登録料も一緒に払いますので、もし不合格になっていたら、閉会式後に登録料が返金されます。
この時、剣道形のみ不合格という場合は返金はありません。
審査内容は?
実技審査の内容は、小樽審査会の記事などにも書いていますが、北海道の場合は、1種審査は切り返し2回→打ち込み稽古→互角稽古 掛かり手をやったら元立ちをして実技の審査は終了。午後から日本剣道形の審査になります。
剣道形は、初段は5本目、2、3段は7本目までをします。
打ち太刀、仕太刀のどちらかをしますが、列に並ぶまで、どちらになるかは分かりませんので、両方を稽古しておく必要があります。
受審のこつなど
段々自分の番が近づいてくると、緊張も高まってきます(–;
緊張するなというのが、無理です。
こればかりはどうしようもないので、ちゃんと今まで稽古してきたのだし大丈夫、と言い聞かせるしかないですね。
審査も、今までみたいに緊張のあまり貧血起こしそう(><)ということは、今回はありませんでしたが、それでもどきどきでした。
ラインのところで蹲踞する、後ろに下がらない、声は兎に角大きく出す、打ちも大きく等々……と注意されてたことを思い出しつつ審査に臨みました。
今回、三段女子の受審者は高校生ばかりで、わたしも高校生と組む羽目に……
力の差、あり過ぎくね??? 実際互角稽古では有効打突は一回も入ってなかったし…正直、これはダメだったなあと諦めてましたが、何と合格できました。
有効打突が入らないとマイナスでは、ということを前に書いたのですが、審査の基準はそれだけではないのかも、ということを今回思いました。前日の稽古で例え外れても、当たったふりして打ち切る方が大事と教わってまして、それを心掛けてました。
それがよかったのかなあ。
それと、相手が高校生だからといってひるまなかった事でしょうか。へっぴり腰になってたらきっと不合格になってたと思いました。あくまでもわたしの想像ですが。
まとめ
ということで、岩見沢での1種審査会のレポートでした。
因みに合格率は全体で95%くらいだったかと。
審査では、試合のようなスピードやフェイントをかけて1本を取りに行く、といった〝技〟は必要ありません。基本通りのことを、受審する段のレベルに合ったことが出来ているか、が大事です。
変に技に走らずに、基本に沿った打ち込みを心掛けるようにしましょう。それが出来ていれば、かなりの確率で合格できることと思います。
※年度末の審査会は、岩見沢と滝川の会場を1年ごとに交替しているそうなので平成30年度の年度末は滝川で開催、ということになります。参考までに。
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