アニサキス食中毒が急増してるのは何故?予防法や対処法は?

この頃よくきくようになった『アニサキス食中毒』。最近も芸人さんが地方ロケで食べたものに運悪くアニサキスがいて、食中毒を発症してしまい大変な思いをしたというニュースが出ましたよね。

しかも8匹もいたという……恐ろしい経験談を話されてましたよね。

そもそもアニサキスとはどんなものなのか。

食中毒になるとどういう症状が出るのか、予防法やもしなってしまった時の対処法などを、わたしの経験も交えて書いてみました。

【注意事項】
今回アニサキスに関する画像や動画の類は敢えて貼りませんでした。「アニサキス」で検索すれば、動画や画像は沢山ありますので、自己責任でご覧になって下さいね。

その場合は〝閲覧注意〟レベルの怖い画像も出てくる可能性もありますので、十分に注意してください。(にょろにょろ系の生き物がダメって方の画像閲覧はお薦めしません)

因みに、経験談はわたしではなく、わたしの父です。アニサキス食中毒(と思われる)症状が出た事があるのでその時のことを書きます。

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アニサキス食中毒とは

アニサキスとは魚についている寄生虫で、体長が2~3センチの細くて白い線虫です。(これだけで、見たくない感じします(–;)

魚を生食する際、生きたアニサキスも摂取してしまうことで発症します。

お刺身なんかに付いていたアニサキスに気付かずに食べてしまい、摂取される際にたまたま生きたまま入っちゃったヤツが胃や腸に喰いついたり中に潜り込もうとする時に、激痛に見舞われてしまいます。

他に、観ていたTVで、アニサキスの分泌物にアレルギー反応をして痛みが生じる、と説明していた番組出演者もいました。

どちらにせよ、アニサキスが生きたまま体内に入ることが原因で激痛が生じるのです。

でも、何故最近アニサキスによる食中毒が増えているのでしょうか。それは、生ものを輸送する技術の発達で鮮度のいいお魚が運ばれるようになったから、という何だか皮肉めいた理由もあります。

産地の方は美味しいものを消費者に食べてもらいたいから出来るだけ鮮度のいい状態の魚を、消費者に届けようとして色々工夫をして魚を運んでくれますよね。

それで、アニサキスも生きたまま魚にひっついてきてしまうのです。

恐らくアニサキスって昔からいたのだと思いますが、今みたいに鮮度のいいお魚を輸送することがまだまだ難しかった頃は冷凍したままで運んでいたと思うのですが、それが結果的に予防にも繋がっていたんですね。

アニサキスは活きのいいお魚の内臓にいて、鮮度が落ちてくると身の方に移動します。そんな状態になっている時にお刺身やよく火を通さないで食べちゃうと場合によってはアニサキスも一緒に身体の中に入っちゃって……

書いていてもおぞぞとくるのですが、そういう経路で経口摂取してしまうのですね。で、運悪く生きたままのアニサキスが胃や腸壁に喰い付いて、痛みの原因になります。

どんな魚にいる?

アニサキスは、また厄介なことに日本人が好んで食べるサバ、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマ、アジなどの魚介類に寄生しています。(というか、殆どの魚にいると言ってもいい位だと言ってたTV番組もありました)

これらの魚にいるのは幼虫で、寄生されている魚を食べる、終宿主のイルカや鯨の体内で成虫になり産卵。宿主がだす排泄物に混じって海中に出て、前記のお魚に寄生し、幼虫になる…というサイクルを繰り返します。

そのサイクルの途中でアニサキスに寄生された魚を人間が捕獲して食べることで、ヒトの体内に摂取されて場合によっては食中毒を発症する、という訳です。

しかも、日本ならではの事情……生でお魚を食べる習慣があるので余計にアニサキス食中毒にかかってしまう確率が高くなるんですね。

だからといってお寿司やお刺身を食べない…なんて出来ませんし。なんとも悩ましいところです。

また、最近の和食ブームで海外にもお寿司を出すお店が増えて、そういう所でもアニサキス食中毒が増加傾向にあるんだそうです。

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魚には寄生虫がいるんだということを前提に、生食をする時は十分注意した方がいいということですね。

主な症状や予防法、対処法など

アニサキスは、マイナス20度以下で24時間以上冷凍、あるいは60度以上の熱で1分以上加熱することで感染力がなくなります。(70度以上だと瞬間で)

お刺身等、生で食べる場合は1度ガチガチに冷凍されたものを解凍して食べるのが、アニサキス食中毒の予防にはかなりの効果を期待できます。が、冷凍ものは味が落ちてしまうのが難点ですね。

症状としては、激痛や吐き気があります。食後3時間くらい経つと症状が出始めます。もう、いてもたってもいられない程の痛みがでるそうです(怖)

勿論、普通の胃薬では効果はありませんので生の魚を食べた後にこういう症状が出たら、アニサキス食中毒が疑われますので我慢をしないで、病院で診てもらうようにして下さい。

更に分けると、胃アニサキス症、腸アニサキス症、腸管外アニサキス症があります。

胃アニサキス症は、胃で発症。胃の辺りで激痛やおう吐、吐血をする場合もあります。腸アニサキス症はアニサキスが腸まで侵入。こちらは数日経って発症することも。症状は胃よりも下のお腹の辺りで激しい痛みやおう吐などの症状がでます。腸管外アニサキス症は、胃や腸から外に出てしまった状態です。

治療は、胃アニサキス症の場合は胃カメラで確認しつつ、鉗子でつまんで除去します。

腸アニサキス症の場合は、対処療法でアニサキスが自然にいなくなるのを待ちますが、腸閉そく等の重大な症状がみられる時は開腹手術が行われます。

アニサキス自体はヒトの体内では生きていけないので、自然に排出されるのを待てばいいのですが、それまでの間激痛を伴いますし、場合によっては重篤な症状になる事もあり得ますので病院で適切な処置を受けるようにしましょう。

父の場合

これは、わたしの実父の話しなのでわたし自身の体験ではありませんがその時の状況から、アニサキス食中毒ではないかと思っています。

1 スーパーで購入したサバを自分で〝漬け〟にして食べた
刺身OKな鮮度のいいサバ(恐らく半身の状態)が売っていたのをみつけて購入したのだと思います。自分で料理して酒の肴として食べたものと推定。

2 その後数時間で腹痛を訴える
実父は身体は丈夫な方で、風邪もめったに引かないタイプでした。そんな父が寝込んでしまう程の腹痛だったので、かなりの痛みがあったと思われます。

この時点で、今でしたらアニサキス食中毒(胃アニサキス症)を疑いますが、何しろン十年も前のこと。単にサバにあたったと思い、市販の下痢止めを飲んでたと聞きました。

その後1週間近く寝込んでいました。その後無事回復しましたが、今思えば重篤な症状に至らずに幸いだったと思います。

うちの子の場合

今大学4年の息子がまだ小学校6年くらいの頃のことです。

刺身OKな朝獲れのスルメイカが手に入ったので、晩ご飯の時にイカ刺しにして食卓に出したんですね。で、偶々息子用に分けていたヤツにアニサキスがひっ付いてました。

この時、幸いにもしょう油をかけてて、すぐに食べずにいたら、しょう油のたまってた所に何やら白くてうにうにと動く物体が……

食べる前に気付いたので息子は難を逃れる事ができました。この時以来、息子は海のものが苦手になりました(苦笑)で、この細くてうにうにしたものが何かネットで調べて、アニサキス症のことを知りました。

それ以来、生のいかをイカ刺しにする時は滅茶苦茶神経を使うようになりました。

最近では、お刺身にする時は必ず冷凍するようにしてます。もしくは火を通して食べる。家庭用の冷凍室ではパワー不足という記事もみましたが、ガチガチに凍らせて2日以上冷凍室に入れてから食べるようにしています。

まとめ

新鮮なお魚が手に入り易くなったことで、感染する機会が増えてしまったアニサキス食中毒。生ものを食べる時は、よく注意する必要があるということです。

美味しさの面からみると味は落ちてしまいますが、お刺身等生食をする時は「解凍」ものを選ぶことも、アニサキス食中毒に罹らない方法のひとつです。

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