札幌雪まつりといえば、毎年北海道内は元より道外や最近は海外からも観光にくる方が多い、人気のイベントです。迫力のある雪像は、間近で見ると感動もひとしおのようです。
そんな人気の雪まつりですが、会場で見学するには特に北海道外から、初めて雪まつりを観に行くという場合は、色々と注意する点があります。
特に服装や靴は、普段の格好では雪まつりの会場ではNGだったりしますので要注意ですが具体的にどういうポイントに注意したらいいのかを、纏めてみました。
札幌雪まつりの服装や靴は?
北海道外から、初めて雪まつりを観に行くという場合
まず、雪まつりが開催される頃の札幌にはどんな服装で行けばいいのかをチェックするかと思います。
因みに2019年は
大通り・すすきの会場 2月4日~11日
つどーむ会場 1月31日~ 2月11日
の日程で開催されました。
この時期の札幌の気温は
めっちゃ寒い!
です。
道外でも東北辺りの寒い地域から来られるという方は、多少寒さの感覚はあるかも知れませんが、関東やもっと温暖な地域から来るという方は、寒さは覚悟して来道してね、と事前に言ってあげたくなるほど寒いです。
ネットで検索したら 札幌の2月の気温は
平均 -3.1度
最高 0.1度
最低 -6.6度
となっていましたが、これより暖かくなる時もありますけど、寒くなる場合も勿論あります。どうかしたらマイナス二桁まで気温が下がることもあります。
雪まつりが開催されるのは2月の上旬ですので、平均より寒い日の方が多いというつもりでいた方がいいですね。また、夜にも雪像がライトアップされたりと、暗くなってからの見どころもあります。が、陽が落ちてからの時間帯は寒さが一層身に染みます(–;
雪まつりは、そんな寒さの中で、外で雪像を見て回らなければいけないイベントです。わたし的にはお洒落は二の次、冬山登山にでも行くの?くらいな重装備を用意することをお薦めします。
札幌雪まつりで服装や靴のしてはいけない格好とは?
冬山登山…はちょっとオーバーかも知れませんが、最高気温でもマイナスな寒さの中結構長い時間外にいることを考えると、お住まいの地域では大丈夫な真冬の格好でも、札幌雪まつりの会場ではNGです。きっと寒いです。
雪まつり見学でしてはいけない服装
・薄着
・手袋やマフラー、帽子なし
・靴底がつるつるの靴、ヒールのある靴
・スカート
これらは厳禁です。
たまにニュースなんかで、つるっつるな歩道の上をハイヒールのブーツ(滑り止めが付いているタイプかも知れませんが)ですたすた歩いているお姉さんが映っていたりするのですが、わたし、それ観ていつもすげェと感心してます(笑)。
道民でも、真冬はつるつる路面で滑って転倒して骨折等の重傷を負う方もいらっしゃいます。特に冬の雪道に不慣れな方はヒール付きの靴は避けてくださいね。マジ危険です。
また
地元の女子高校生で、極寒期でも短めスカートに生あしで通学しているのを見かけるのですが、道外の方は真似したらいけません。雪まつりを楽しむどころじゃなくなります。(あれ、やってる女の子も寒いのを根性で我慢してるとか)
雪まつり見学時のお薦めの服装や靴は?
では、どんな服装で雪まつりを見学すればいいのか…ですが
暖かい服装、これは鉄則ですがごっつい服を着込んでしまうのも実はNGなのです。
外の会場にいる時はいいのですが、建物の中に入ると今度は暑過ぎてヘタをすると具合が悪くなることもあるんです。
北海道は、建物の中は暖房がかなり効いているので、あまり厚くない服を重ね着する方が調節ができて便利です。
わたしが極寒期によくやる重ね着は、ヒートテックのような防寒肌着の重ね着です。最近はヒートテックもアウターとして通用するデザインのものも結構出てますよね。
そういうのを肌着の上から着て、ダウンのジャケットをきます。
ヒートテックの重ね着はかなり暖かいですし、薄いので重ね着をしてももたつかないのでおすすめです。
上に羽織るジャケットやコート類はフード付きがお薦めです。被ると耳も暖かいですし雪が降ってきた時に頭が濡れなくて済みます。傘をさすのは、危ないので止めた方がいいです。
下は、裏地がフリースのズボン。これもあたたくていいですね。
或いは、普通のパンツ系でしたら上からオーバーパンツの類を履く。この場合建物の中に入って暑く感じたら脱ぐことも可能なので、便利です。
スカートは、防寒の上でも、雪の上を歩くことを考えてもお薦めではありません。
小さなお子さんがいらっしゃる場合は、スキーウエアがお薦めです。
子ども向けに遊べるようになっている場所もありますし、雪まみれになってもスキーウエアだと安心です。
街中でスキーウエア?と思われるかも知れませんが、小学校低学年くらいの子まではこのスタイルで通学してますし、地元の子はこの格好で見に来る子いますので違和感ないので大丈夫です。
靴に関しては、防滑・防水タイプのブーツが便利です。
雪が降らなければ、ブーツじゃなくでもいいのですが、積もってしまったら靴の中に雪が入って、冷たい思いをしてしまいます。
普段、そんなごっついブーツは履かないし…というのであれば普通の靴にも着脱できる、簡易滑り止めが売っていますので、それを利用してもいいかと思います。
冬道の歩き方のコツはこちらの記事で
⇒ 雪道の靴の滑り止めで簡単に出来る対策や滑らない靴の選び方は?
札幌雪まつり見学で他に注意したい点など
札幌雪まつりを見に行くのに、服装や靴以外で注意した方がいいことは
・ポケットカイロは必需品
手先が冷たい時など、暖をとることができますのであると便利です。
・つるつるの路面は、歩幅は小さめに、内またでペンギン歩きで
会場内は大勢の人が行きかいますので、雪が踏み固められていて歩くのが怖いことも。慌てずにゆっくりと歩きましょう。また、手が冷たいからと、ポケットに手を入れて歩くのは危 険です。
・インフルエンザがまだ流行期なので、マスク等ある方が安心です。
時期的にまだまだインフルエンザやノロウイルスも流行している頃です。旅行中でも手洗いうがいをするようにした方がいいですね。(うがいは無理かも、ですが)
・晴れると日差しの照り返しが結構強いので、UV効果のある化粧品があるといいかも。
スキーをしたことがある方は分かるかも、ですが、日差しが雪に反射して結構まぶしいですし照り返しによる日焼けの可能性があります。お天気だったらUVケアもした方がいいです。
・天候によっては交通機関の渋滞もあり得ますので、日程は余裕をもって。
2016年の12月のクリスマス頃に、新千歳空港が3日間も積雪で閉鎖される事態になったことは全国ニュースにもなりましたし、ご記憶されている方も多いかと思います。冬は雪で交通機関が乱れることもしばしばありますので、できれば余裕のある日程で来られることをお薦めします。
穴場な情報としてですが、旭川空港は雪に強い空港です。新千歳がマヒした時も旭川空港は平常運航していました。なので、新千歳ではなく旭川発着のルートでプランを組むのも選択肢としてあっても良いかも知れません。(JRが止まる可能性もあるにはありますが)
温暖な地域から冬の北海道に来る時は、兎に角万全の寒さ対策や万が一の雪による交通機関の遅延や欠航もあるという事を、理解しておいた方が良いです。
まとめ
札幌雪まつりは、迫力の大雪像を始めプロジェクションマッピング等雪を楽しめる一大イベントです。
ただ、時期的にはかなり厳しい季節だということも認識された上で、旅行の計画を立てて下さいね。
じゃないと、寒くて雪まつりを楽しむどころじゃなかった……という、悲しい結果になってしまいかねませんです。
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