七夕の夜に、お天気が良ければ星を観に行こう…なんていうデートを予定したりしませんか。
そして、星を見上げている時にどの星が七夕の星なのかを彼女さんに説明できたら、カッコいいかなあ…って、思ったりしていませんか。彼女さんが星や天体のことに詳しくなかったら、イメージアップのいいチャンスになる…かも知れませんし♪
そういう〝いざ〟という時のために、七夕の星のこと、少しだけでも知っておきませんか。
七夕の星は本当にあるのか?
七夕というと、織姫と彦星が1年に1度だけ会えるという中国の伝説が元になっている行事です。その伝説はご存知のことと思いますが、簡単にいいますと、織姫と牽牛がそれぞれの仕事を放置するほど仲良しになってしまい、それを怒った天帝が二人を引き離し、1年に1度しか会えなくしてしまったというものです。
この織姫星と彦星、本当に夜空にあるのかというと……
ちゃんと輝いています。
アルタイルという星が彦星、ベガという星が織姫の星です。この2つの星は夏場、天の川を挟む形で地上から肉眼でも観ることができます。
七夕の星がある星座は何?
七夕縁りのふたつの星は、それぞれ別の星座を構成している星です。
彦星のアルタイルはわし座の一等星、織姫の星であるベガはこと座の一等星です。
一等星とは、その星座の中で一番明るい星です。ですので、織姫と彦星を見つけることはそんなに難しくはありません。(といっても、街明かりのせいで星そのものが観にくいという場所では見付けにくいかも知れませんが)
更に、はくちょう座の1等星デネブとあわせて夏の大三角形を形成しています。
(イラスト提供:そざいや たかやんさま http://sozaiya3.net/)
▲こちらのイラストを参考に、織姫星と彦星や夏の大三角形を探してみてください。実際の星の位置は、こちら▼のイラストのように、はくちょう座のデネブが北(イラストでは上の位置ですね)にあります。3つとも明るい星なので、分かり易いかとは思います。
七夕の星はどれくらいの距離がある?
織姫と彦星は1年のうち、ひと晩だけ会う事が許されているのですが、実際の織姫と彦星って、一体どのくらい離れているのかご存知ですか?
実は、天の川を挟んで15光年の距離があるんですね~。
15光年ということは、光の速さ(秒速約30万km)で進んでも15年かかる距離ということです。ということは、織姫と彦星はひと晩の間に会って、それぞれの居る場所に戻ることは到底ムリ(苦笑)ってことになります。
まあ、これはお話しの中でのことですので現実の距離のことは考えないで、ひと晩だけのデートのことに想いを馳せておく方がロマンチックではありますよねv
因みに地球からの距離ですが、アルタイルまではおよそ16光年、ベガまでは約25光年です。まあ、宇宙の広がりからみるとほんのご近所さんには違いないです。
まとめ
七夕のお話しの織姫の星と彦星は、実際に肉眼でも観ることのできる星です。
お天気に恵まれた日の夜に、星空を観るデートをされた折りに七夕の星を探し出して、由来などを彼女にお話しできたら、好感度アップに繋がる…、かもですね♪
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