アニサキスは魚の産地で安全度が違う。より安心な魚の産地はどこ?

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今回はアニサキスに関する話しの続きになります。
(前記事はこちらです ⇒ アニサキス食中毒が急増してるのは何故?予防法や対処法は?

 

前回の記事を書いていた時、タイミングよく某朝のTV番組でもアニサキスについての特集コーナーがあっていて、偶々それを観たんですね。

 

意外なこともあったのでここでもシェアしつつ、改めてアニサキス食中毒に関することを書いていきますので是非参考にして、予防に役立てて下さいね。

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アニサキスは魚の産地で安全度が違う

まず注意しなくてはいけないことは、100%安心できる魚はない ということです。

 

どの魚にもアニサキスをはじめとした、何らかの寄生虫がいてもおかしくはないという認識を持つ事が必要です。その上でより安心できる方法でお魚を美味しく頂きましょう、ということです。

 

で、アニサキスの話しになりますが実はアニサキスは魚の産地で危険度が違うのだそう。これは、わたしも先述のTV番組をみていて初めて知りました。

 

アニサキスには形態の違いで10種類以上に分類されるそうですが、食中毒の原因としてお馴染みのやつはアニサキスP(ピグレフィー)、アニサキスS(シンクレックス)、シュードテラノーバの3種類です。シュードテラノーバは赤い色をしています。

 

アニサキスPとアニサキスSの違いは、宿主の鮮度が落ちてくると普段は内臓にいるのが(環境が悪くなるということだと思いますが)、身の方へ移動するのがSタイプの方が多いということ。Pは割と内臓に留まる率が高いということです。

 

このPタイプとSタイプは、魚の産地(生息海域ともいえるかも、です)で分布数に違いがあるそうです

サバでの調査の結果

アニサキス食中毒の報告が最も多いのはサバで、東京都健康安全センターというところが産地の違うマサバの検体218匹を検査した結果、何と約75%のサバからアニサキスを検出したそうです。

 

つまり、殆どのサバにはアニサキスがいると考えて良さそうです。

 

詳しく調査すると、アニサキスSは太平洋側で獲れた魚に多く付着、アニサキスPは日本海側で獲れた魚に多くみられたそう。この結果から、単純にいえば日本海側で獲れた魚はアニサキスに関しては、比較的安心できる、ということになるかと思います。(100%安心ということではありません)

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サバ以外のお魚でも似たような傾向があるそうですが、何故かはまだはっきりと分かっていないそうです。

より安全な産地の魚って?

ということで、日本海側で獲れるお魚の方がアニサキスについては安心できるかな、というところです。

 

いない、という訳でなく内臓に留まるタイプのアニサキスが多いので、身に移行してないのでしたらお刺身も安心して頂けますものね。

 

とはいえ、絶対ではありません。

 

アニサキスSの移行率が約11%なのに対して、アニサキスPは約0.1%で、全然いないということではないので注意はしておく必要があります。

養殖ものは安全?

天然ものと養殖もののお魚では、そりゃ天然ものの方が美味しいよね~って思います。

 

お値段も天然ものの方が立派ですし(笑)でも、アニサキス対策の面からみると養殖ものの方が安全度は高いそうです。

 

アニサキスは終宿主の体内で産卵、宿主の排泄物に混じって卵を海へ流します。

 

なので、外洋で獲れる魚はアニサキスが寄生している確率も上がります。一方養殖ものは沿岸部で育て、えさもペレット等の人工のものが主です。

 

つまり、えさの中にアニサキスが混じることがないのです。なのでアニサキスが寄生している可能性が天然ものよりも下がります。(これも100%ではないと思いますが、安全度は高いです)

 

アニサキス対策の面からみると、お魚を生食する時は養殖ものの方がより安心できるということですね。

回転寿司は大丈夫?

 

こうなってくると心配なのが、家族でよく行く回転寿司屋さんとか……。万が一にもアニサキスにあたってしまったら、と思うとなんだか怖くなりますよね。

 

これも、先述のTV番組である大手の回転寿司のチェーン店に取材されていて、

そのお店では、
・冷凍ものを使う
・冷凍じゃない場合は、養殖の、アニサキスの心配のない魚を使う等、徹底した対策をとっているとのことでした。

 

まあ、わたしも家族で回転寿司食べに何回も行ったけど、アニちゃんとご対面したことはなかったですものね。なので、回転寿司屋さんとかではほぼ大丈夫だと思います。

まとめ

ということで、アニサキスについての話題その2でした。

 

むやみに怖がるのではなくて、正しい知識で美味しいお魚をお刺身やお寿司でも頂きましょうということです。だって、この先お寿司やお刺身を食べれない…なんてどう考えても悲し過ぎますもの。

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