剣道の昇級審査、昇段審査ってどういう試験なの?

お子さんが剣道習い出して、そこそこ力が付いてくると昇級試験(中学生以上だと昇段試験も)を受けるよう言われるようになるかと思います。

そこで、審査ではどんなことをするのか、判定の基準はどういう点にあるのかなどを書いてみようと思います。

審査に合格すると証書も貰えるので、より稽古に励めるようになります。教室の指導者に受験を勧められたら、是非審査を受けさせてあげてくださいね。

★★ 昇級審査合格コツを纏めましたので参考にしてください。

>> 剣道で昇級審査の合格のコツってある?何に気を付ければいい?

★★ 2017年度小樽1種審査会を受審した時のことを書きました
>> 剣道の小樽昇段審査を受審してきました

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剣道の昇級審査について

まずは、昇級審査ですが。管轄するのは、各地区になります。地区によって審査内容が結構違うようですので、お住まいの地区の審査基準に沿った稽古をしなくてはいけません。

審査の基準としては、それぞれの級に見合った力がついているか、ですね。これに関しては、指導者の先生方が教えている子どもたちの技量はご存知なので、保護者がどうこうする事はありません。受験料等の支払いや当日の審査会場までの送迎、前日に胴着や竹刀をチェックしておけば特に問題はありません。

うちの剣道会で言われたことは、袴のひだにアイロンを当てておくようにということでした。多少ひだがよれれてもそんなに厳しいチェックはされないかなと思いましたが、やっぱりぴしっときれいなひだの袴を履いている方が、気持ちもぴしっとなるように思います。

審査を受ける級位ですが、地区によってかなりの差があります。6級から、という所もあれば、8級からという地区もありました。ここではうちの子が実際に受審した昇級審査を例にします。
(北海道内の審査基準になります)

・幼稚園児は受験はできません。
・小学校1年生から、その子の技量に応じて10級からスタートします。

審査は年2回で、6年生の冬の審査で大体1級までなれます。力がある子は飛び級する場合もあります。

審査内容は
・10~7級までは、防具なしでの基本技。
・6級から1級は防具を付けて切り返し、打ち込み稽古、互角稽古を続けてします。
・4級~2級は木刀による剣道基本技稽古法を(元立ち、掛り手の両方)、1級は日本剣道形の1、2、5本目をします(打ち太刀、仕太刀のどちらか)。

この審査内容も地区によって違うようですので、通われている教室の先輩保護者や指導者に訊いてみるのがいいかと思います。

今回、昇級審査の内容を全日本剣道連盟のホームページで見てみたのですが、驚きの内容が記されていました!
(普段は見ないですし、知らないですよねえ)

称号・段位審査細則 第4章 級位の審査

(級位及び付与基準)

第21条

1.級位は、一級から三級までとする。ただし、
地方代表団体が、四級以下の級位を定めることを妨げない。
2.級位の付与基準は、初段の付与基準に依拠するものとし、
剣道の基本を修習し、技倆相当なる受審者に与えられる。

と書かれているんですね。
つまり、全剣連的には剣道の級位は1~3級までで、それ以下の級は資格としては意味をなさない…ということになると思います。

なのに、何故3級以下の審査も実施するのか……色々大人の事情もあるかと思いますが(苦笑)、やはり1番の目的は子ども達の励みになる、という事だと思います。

特に小さい頃から習っていると、試合で勝てるようになればいいのですがそうじゃなかったら、段々面白くなくなってくる…なんていう子もいるかもしれません。そんな子にも、審査を受けて合格したらちゃんと証書が渡されます。

これって、凄いうれしい事だと思うんですよね。他の、武道以外のスポーツでは経験できないことです。

剣道の昇段審査について

1級まで取ると、次に目指すのは『段』です。級位審査に比べると、格段と難しくなります。

級位審査ではそんなに不合格者は出ないものですが段審査は10~20%くらいの間で、不合格者がでます。(北海道の、1種審査会の場合です)

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昇段審査の場合も、審査基準は受審する段に見合う力があるか、です。着装の乱れは、段審査ではかなりの減点対象のような気がします。また審査時の態度も判断材料になってるような気が、わたしはしました。これもうちの子が初めて受審した時のことなんですが、緊張をほぐすために身体をゆらゆらと揺らしてたんですね。これも、段を受ける者としての態度…というか、見ていて〝しまり〟がないというか……

順番を待っている時の態度も、ちょこっと気にかける方がいいような気がしました。子どもはそこまではチェックされてないかも知れませんが、大人の場合は注意してた方がいいのかな、とも思いました。

全剣連の称号・段位審査細則 第3章 段位の審査には

(付与基準)

第15条

段位は、初段から八段までとし、第17条第1項各号に規定する資格を有する受審者であって、次の各号の基準に該当する者に与えられる。

1.初段は、剣道の基本を修習し、技倆良なる者
2.二段は、剣道の基本を修得し、技倆良好なる者
3.三段は、剣道の基本を修錬し、技倆優なる者
4.四段は、剣道の基本と応用を修熟し、技倆優良なる者
5.五段は、剣道の基本と応用に錬熟し、技倆秀なる者
6.六段は、剣道の精義に錬達し、技倆優秀なる者
7.七段は、剣道の精義に熟達し、技倆秀逸なる者
8.八段は、剣道の奥義に通暁、成熟し、技倆円熟なる者

と明記されています。
八段なんて『剣道の奥義に通暁、成熟し……』ってありますよねえ。剣道の奥義なんて…何だかこれだけでも、大変な審査って感じですよね。

審査内容ですが、1種審査 初段~三段まで。一種講習会(学科試験)を受講、筆記試験に合格したら実技審査を受審できます。二種審査 四段、五段。 講習会を二回受講後、実技審査。

一種審査は、切り返し、打ち込み稽古、互角稽古。掛かり手と元立ちの両方をします。これも、地域で若干違いがあるようです。youtubeにアップされている審査会の動画を見てみますと、三段までの審査でも、互角稽古のみの所もありましたし。

立ち会いの先生に、最初の面は正しく、外さないように打つようにアドバイスを頂いたのですが、これがすんげえプレッシャーに(苦笑)。只でさえ滅茶苦茶緊張しているところに、最初の面を外すな、と言われると……(^^; あと、互角稽古の時に有効打突が入らないのもマイナスになります。

二種審査は、互角稽古のみ。その後、日本剣道形を、初段は五本目まで。二、三段は七本目までをします。二種審査の方は小太刀まで。

北海道の審査会では、実技試験が不合格な場合でも形の審査も受けます。実技が合格でも、形で失敗して結局不合格という場合もあります。その時は次の受審時には形の審査だけでOKになっています。

段位が上がる程、合格率は下がります。八段審査なんて、合格率は1%あるかどうか、くらいだそうです。日本一難しい資格試験と言われてるそうですし。剣道の奥義を極めている者に与えられる資格なのだから、当然なのかも知れませんけどね。

審査料は幾らくらいするの?

実は、審査を主宰している地区で違うので、これも通っている教室の指導者や役員の方に確認するのが、間違いないです。段の方も地域で差があるようでした。

言える事は、級位、段位が上がるごとに審査料も上がっていくってことですね(苦笑)。しかも結構な金額だったりします。北海道の審査会では(他の地域も、でしょうか?)段審査は不合格になると、登録料の部分は返金してもらえますので親としては助かるのですが、返金されるのって何とも切ないです(^^;

まとめ

昇級、昇段審査について簡単に纏めてみました。何といっても級位、段位が上がるのは、習っている子ども(大人もですが)にはとても励みになります。

級位審査は、学年にあった基本の打ち込みができているかをみるそうなのであまり難しく考えず、普段通りのことをすれば大体は合格できます。

流石に段位審査になると、基本の動作は勿論、着付けが乱れていないか礼儀作法もちゃんとしているか等の所作も審査対象です。

うちの子は初段初チャレンジの時に、面を被る時緊張で上手く面紐が結べなかったようで、パニックを起こしていたのが見ていて分かりました。

でも、親は助けてあげれないんですよね。結果、着装の乱れをチェックされてしまいました。なので、段を受ける時には一人でちゃんと防具の着装もできるようになっておくことも大事です。

審査の時間自体は、ほんの数分です。その短い時間で、稽古してきたことを審査する先生にみせなければいけません。是非、悔いのない内容で審査を受けれるよう普段の稽古を頑張ってください。

段審査になると、一度では合格できないこともあります。そんな時は、次、また頑張ろうと子どもさんを励ましてあげて下さいね。

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